羽島郡医師会会長のあいさつ

平成29年6月
羽島郡医師会 会長 松波 英寿

今年度も昨年度と同様に羽島郡医師会が岐阜県から予算を頂き、地域在宅医療提供体制推進事業を行います。また、今年度、総務省から予算を頂き、クラウド型EHR高度化事業を行います。誰でも住み慣れた街で最後まで暮らせるような街作りや素晴らしい社会を構築するため、医療・介護・保健・福祉等の協働で地域在宅医療提供体制推進事業に取り組んでいきたいと考えています。

また、人口構成、経済状況、医療システムの変革が今度進むと予想される現状において、羽島郡医師会員がより適切な医業活動が行えるよう環境を整備することが医師会には求められると思います。県医師会との連携を密にとりながら、医師会員が今後も憂いなく医業を行えるよう医師会としては全力を尽くしたいと思います。

会長のイメージ

歴史

 羽島郡医師会は戦後間もない昭和22年に設立され、本年で71年を迎えます。長きにわたり地域医療に貢献してきた団体です。現在羽島郡医師会員であられる山田匡彦先生のご祖父にあたられる山田一彦先生(昭和22年-56年)が初代会長を務められました。その後、大黒甲子郎先生(昭和57年-62年)、松波英一(昭和63年-平成2年)、現医師会員の赤座 壽先生のご尊父であられる赤座奨先生(平成3年-平成8年)、松波英一(平成9年-平成19年)がその職を務め、平成20年より前岐阜県医師会長であられた河合達雄先生のご子息であられる河合潔先生が2期4年(平成20年-平成23年)勤められました。長い歴史とともに、世代交代も進んでいる団体です。

 市町村の再編制に伴い、従来の羽島郡(笠松町、岐南町、柳津町、川島町)から平成16年に川島町が各務原市に、平成18年に柳津町が岐阜市に合併したため、新羽島郡は笠松町、岐南町の2町となり、医師会員数もA会員42名が32名に減少し、その後微増して現在41名です。B会員C会員を含めると現在、総会員数は109名です。

本年度の役員

会長(代表理事)松波英寿松波総合病院理事長
副会長片山良彦片山クリニック院長
理事大城憲和おおしろ内科院長
理事美濃輪博英サンライズクリニック理事長
理事伊藤 康伊藤内科院長
監事平田俊文ひらたクリニック院長
監事赤座 壽赤座医院上印食診療所院長
名誉会長松波英一松波総合病院名誉院長
事務顧問尾関洋治 
事務職員尾関俊治 

本年度の事業計画

  1. 医師会の本来の目的である学術団体としての活動の強化
    勉強会、検討会等の充実、参加会員数の増強、無関心会員の減少化
  2. 医師会員間のコミュニケーションの向上
    診—診間、病−診間、医療施設—介護施設間 の顔の見える連携、
    地域包括医療センターとの連携、ふるさと福祉村・社協への積極的参加
  3. 認知症、うつ病に対する医師会員の対応力強化
    県等の主催の講習会受講の推進、開催
  4. 医師会の存在価値の向上
  5. 羽島郡医師会から地域医師会、県医師会への情報発信
  6. それぞれの医療機関の専門分野の強化=経営の安定化
  7. 医師会会員間の親睦強化
  8. 三師会等、関連他業種との親睦強化
  9. 在宅医療の推進
  10. クラウド型EHR高度化事業の推進

具体的事業

  1. 行政との関係において
    特定健診、がん検診、予防接種、休日急病診療、障害者審査、笠松競馬場・笠松刑務所への医師派遣、検視・懸案、病児・病後児保育への協力
  2. 羽島郡保健会との関係において
    学校医の派遣、羽島郡学校保健会への協力
  3. 岐阜地域医師会との関係において
    産業医活動への参加
  4. 岐阜保健所との関係において
    小児救急に対する対応
  5. 岐阜県医師会との関係
    救急医療情報末端入力
    総合医療情報ネットワークへの参加
    隼ネットへの参加
    地域在宅医療連携推進事業
  6. 郡医師会主催または共催事業
    定時総会、理事会、役員総会、生涯教育(羽島郡メディカルセミナー年4回開催)、地域包括支援センター、社協への参加等
  7. 在宅医療の推進
    24時間バイタル見守りによる在宅患者管理システム(いつでもウォッチ2)の整備、実施
    地域在宅医療連携コーディネーターの設置
  8. クラウド型EHR高度化事業の推進
    各地域のEHR(医療情報連携基盤)のシステム資産を有効活用しつつ、クラウド技術を活用してEHRを高度化することで、各地域の医療機関、介護事業者等双方向の情報、連携や異なる地域の医療情報ネットワーク間の接続・情報連携、蓄積された診療情報の二次利用を可能とし、効果的な地域包括ケアや地域を超えた広域の医療情報連携の全国への普及展開へ寄与する

 長い歴史を振り返るに、歴代の役員の方々が中心となり、今日まで会が適切に運営されてきました。しかし、役員だけでは医師会が運営できないのは言うまでもありません。医師会員の皆様におかれましては、前述のような事業計画のもとに、一致団結して地域医療の発展に貢献していきましょう。よろしくご協力ください。
 住民の皆様におかれましては、よりいっそう “良い” 患者と医療機関の関係を構築すべく、ともに歩んでいきましょう。よろしくお願い申し上げます。